ゆっきーさん、
そうですね。
思春期うつ病ですね。
僕も高3の時にやりました。
学校こそ休み休み通っていましたが、学校での人間関係を全て閉ざして、自分とは誰か?何のために産まれてきたのか?何のために生きるのか?と、こんな事ばかり考えていました。夏になって右足首が腫れてひどく痛むので病院に行ったら、骨髄炎と言われ薬で治そうとしましたが、全く薬の効き目がありませんでした。お医者さんも首を傾げていましたが、入院して手術を受けました。骨の中の腐っているところを取って、傷口は、骨ができ肉が盛り上がって自然に治るまで開けておくという手術でした。かれこれ4ヶ月近い入院になってしまいました。ずいぶんと痛い思いをしました。
入院中、僕の孤独ぶりは異常と映ったのか、ある看護婦さんが心配してたびたび話をしに来てくれたものです。でも、頷いたり首を振ったり時々無理矢理笑ったりするのがせいぜいで、人とまともな話をすることが出来ませんでした。
そのうちその看護婦さんを心配させたくないと思い、松葉杖で屋上に上がって空を眺めるようになりました。ある日、屋上に行こうとしたらその看護婦さんに呼び止められて、屋上へ行く扉の鍵が閉まっていると言われました。危ないから、というのがその理由でした。確かに本当に危ないな、と自分でも思いました。その時の看護婦さんの悲しそうで心配そうな鋭い視線が今でも目に浮かびます。僕がこころの病気だと言うことが分かっていたのかもしれません。もう身もこころもくたびれ果てていました。
その年は受験せず、翌年に大学に進みましたが、合格できたのはこういう哲学的な問題から逃げたくて勉強に逃げたせいだと今では思っています。いくつかの学部に受かったのですが、親には経済学部に行くと言って、実際は文学部に入りました。この頃には、自分が抱えた問題に学問的に取り組みたいと思い始めていたからです。意識しませんでしたが、それが受験勉強のパワーになっていたかもしれません。
長々と自分のことをお話ししました。
僕のところにも時々、思春期うつ病の人が来ます。ほとんどのお医者さんやカウンセラーは、うつ病だというと「何も考えずに、ゆっくりのんびり休みなさい」とアドバイスをしますが、僕は逆に、その人が悩み苦しんでいる問題を正面から扱うようにしています。それは、この病気の原因が何であろうと(医学的に分かっているとは未だ言えません)、元気になるにはその問題にその人なりの答を見出す以外にないと思っているからです。これをしないといつまでかかるか分かりませんし、その間に対人関係能力や社会に対する適応力を失いかねないと思うからです。実際にそうなってしまった例も知っています。
ゆっきーさん、
君は、他人や偏差値の評価が自分の価値を決めるのか?という疑問から発して、
>今はそうではないと思ってます。自分の価値は自分で決めるものだと思えるようになりました。
と書いていますね。偉いですよ。一応の答を得たからと言うのでなく、こういう疑問を持てること自体が人間として素晴らしいのです。
僕が君に勧めたいのは、もう一歩踏み込んで、人間が生きる意味と価値についてもう一度正面から問い直すことです。もっと考えて欲しいのです。
君は、「自分の価値は自分で決めるものだ」と思えるようになりました。では、どうやって決めるのですか?君は何をもって自分の価値を決めるのでしょうか?
参考にして欲しいのは、この掲示板OCRのNo.1776に「なぜを知っていた少年」という童話があります。その童話が投げかけた問題についての一応の回答は、No.1796に載っています。
それから、もっと身近に君と同じ問題に苦しんだ人の投稿を読みたければ、「ソラ」というハンドルネームでNo.260から書き込みが始まり、No.1600番台まで続いていますから、順を追い探しながら読んで下さい。
ソラさんも相当深刻な思春期うつ病でした。そして、君と同じように優等生でした。出発した疑問も君と同じところにありました。今は元気に大学に通っていますよ。勉強することの意味と価値を掴んだからです。迷い続け苦しみ続け、それを乗り越えて生きることの意味と価値を見出したからです。
結論だけ先に言っておきますよ。
人が生きる意味はあるかって? ありますとも!
人生の価値はあるのかって? ありますとも!
勉強することに意味があるかって? ありますとも!
ゆっきーさん、
君がこの問題を乗り越えられるかって? もちろん、乗り越えられますとも!
その意味もその価値も君自身が作り出すのです。
では、どうやって?
>「自我の目覚め(?)」のようなものが原因かと思われます。
ゆっきーさん、君の自我はとうに確立されていると思いますよ。目覚めたのは君の自我(エゴ)ではなく、君の自己(セルフ)です。その自己が君にこの問題を突きつけているのです。
人間は、解決できない問題に直面することはありません。解決する力がないと、そもそもその問題に突き当たることが出来ないのです。
解決できること、乗り越えられることを固く固く信じて取り組みなさい。
途中経過を書き込んで下さいね。
応援しながら、待っています。