子供さんが学校(社会)に行けなくなってからの「当面の原則」をまとめました。
不登校や引きこもり、子供のストレス障害は必ず直ります。 子供さんは元気になって心の輝きを取り戻し、 また学校や社会に復帰して行くことが出来るようになります。まずこれを強く信じてください。
心の元気さえ取り戻せば、不登校や引きこもりでブランクになった期間のマイナスは 簡単に取り戻すことが出来ます。 焦っても仕方がないし、決して焦る必要はないのです。 この意味で覚悟を決めて下さい。
後悔して親が自分を責めても何にもなりません。 「自分の育て方が悪かった」と言って親を非難する子供も少なくないですが、 それを苦に親が自分を責め立てるのは全く無意味です。子供のためにもなりません。
「すべて子供によかれと思ってやってきた事ばかり」なのですから。 「あなたを愛するからやってきたことを私は後悔出来ない」と、子供さんにもはっきり告げてください。
学校に行けないことや引きこもっている現状を心の底から受け入れてあげてください。 黙って認めるのではなく、「いいよ、学校は休みなさい。ゆっくりと心を休めてごらん」と、 言葉ではっきりと肯定してあげてください。
引きこもりの場合は、「必ず元気になれる。それまでは無理をしてはいけないよ」と言ってあげてください。 癒しは「ほっとして安心するところ」から始まります。 癒されなければ元気はよみがえりません。これを肝に銘じましょう。
子供さんの負担にならない範囲で、出来るだけ話しかけましょう。 聞き役に徹するつもりで時間の許す限り話を聞いてあげてください。 時々、問いただすのではなく話を促すように合いの手をいれてください。
「親として」という態度ではなく、「同じ人間同士として」子供さんを尊重することが大切です。 難しいかも分かりませんが、二日も三日も孤独にして、 話す機会がなかったという事のないようにしたいものです。 付け加えますが、パソコンのチャットだけで社会とつながっているような 状態というのは、 悪影響しかありません。
一度のぞいてみると分かりますが、一部のチャットは非常に暴力的で破壊的です。 多くの若者が相手を否定することにのみエネルギーを費やしているようなところがあります。 相手の顔も見えないし声も聞こえないからです。
子供さんの敵意と妄想をかき立てるだけという事があり得ます。 パソコンゲームも毎日長時間ということになれば好ましくありません。
子供さんの自室にパソコンがある場合、それを居間などの家族の共有スペースに移せないでしょうか? パソコンを使うのを禁止するのではありません。 「お父さん(お母さん)も使うから」というように、工夫してみてください。
無理して話をしようとするよりも、一緒にどこかに出かける機会を作ってください。 映画、スポーツ観戦、展覧会、音楽会、レストラン。 探せば子供が喜びそうなイベントは結構あるものですよ。
一緒に出かければ何か話をするでしょうし、その後の話の材料も出来ます。 お父さんの多くが、子供との関わりの中で自信を失っていますが、 父親の存在というのは子供にとっては大きいのです。
子供の父親に対する思いが否定的であればあるほど、その存在感は大きいのです。 父親が子供を心から受け入れて強く肯定してあげれば、 子供の心は強く支えられるのです。気持ちがどんなにか安らぐことでしょう。
辛抱強く働きかけを続けていきましょう。
タイミングを見て、 「今はあなたが辛そうだから私も辛い。だけど、どんなに辛くとも母さん(父さん)は、 あなたと生きてきたことが幸せだった。どんなことがあってもこれからも幸せだ」 と言葉で表現してあげてください。
もし抱きついてきたら、力を振り絞って抱きしめ返してあげて下さい。 この愛情表現は、子がいわゆる「明るく引きこもっている子」であっても同じです。 この際、照れや気後れはかなぐり捨ててしまいましょう。
引きこもりの八割は不登校からの延長だという指摘があります。 不登校や引きこもりが長引けば長引くほど、回復に必要な期間も長引くという指摘も あります。
実態は人によりけりですが、なるべく早く何らかの対策を 講じる必要があるのは言う までもありません。 学校(社会)へ行かなくても良いという安心感と親子の信頼関係が出来たらすぐにで も、 「輝け元気!」の話をしてください。
学校(社会)へ「行けない自分」から「行かない自分」になって、 自分を正当化すれ ばするほど心が屈折しますし、元気が再び輝くまでに時間がかかります。 本人にサイトを見てもらうのが良いでしょう。
お送りするガイダンスも、ご本人に読 んでもらって差し支えありません。 子供相談コーナー駆け込み寺からメールか電話で直接大門隆に相談するように促して下さい。
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